jasminicのイタリアコロナ日記

ミラノ在住31年目に突入。突然の失業、隔離生活

ブルガリアの議員たちは100%の給与を放棄

今朝はなんと5時に目が覚めてしまった!その後すぐ寝直せば良かったのに、新着メールチェックしてしまったのが悪かった。

もう既に返金されたヴェネツイアのフェニーチェ劇場からのメールで、返金はせず、バウチャー交換か、よろしければ寄付するかのどちらかを選んでくださいと・・・。

そこで目がすっかり覚めてしまい、カードに返金されていることを今一度チェックした後、一体これはどういうことですか?既に返金してるものをもう一度払わされるんですか?とメールで問い合わせ。

そこから眠れなくなってしまい、結局朝の8時のニュースを見ながらうとうと・・。なので起きたら10時半でした。おそっ。でもなんだか二度寝ってすっきりしない・・・。

目が覚めたら、早速フェニーチェ劇場からはお返事が届いていて、こちらのメールのことは忘れてください、貴方の返金は、(返金せず、バウチャー交換でいいと言う)法令が出る前に既に完了しているのでそのままでとのことで、ほっとした。フェニーチェ劇場の返金が素早過ぎたのね。良かったです。

私がベルルスコーニだったら、スカラ座からフェニーチェから病院からそこら中に寄付しまくるのに。

そうそう、先述もした、ミラノシティ見本市会場に二週間で設営した新しい病院。かかった経費2100万ユーロ(25億円弱)のうち半分はベルルスコーニの寄付なのです。こんなにかけて作ったこの病院ですが、なんと!10床しか使われず、無用の長物となってしまった!!大金を投与していきなりずっこけましたね・・・。言い訳のように次回のため、なんて言ってますが、次回が来てもらっては困る!頼むから来ないで、次回・・・・。

イタリアの食品会社RanaやめがねのLuxottica社は管理職の人たちの給与50%自己削減することを決定したそうです。どこかの国の高給取り議員たちはたった20%だそうですよねっ?足りないのでは?せめて緊急事態の間は100%自己削減して国に尽くすべきなのでは?倒産するお店、失業者が続出する国の経済危機に、税金が財源の議員が給与もらっても良いものなのか?普通に考えてみたら辞退するのが当然でしょう。議員が給与の全額放棄で、それを国民の補償金にする、或いは税金の軽減とする。ブルガリアの議員たちは世界の鏡!彼らは100%の給与を放棄しているのです。

この人たちこそほんまもんの政治家!

ちなみにイタリアの議員は本人の判断に任せる感じで、もちろんこの件にはあまり触れられていません・・・。大体議員の数多過ぎ。下院が630人、上院が315人+6人。えっ?この+6って???と思うじゃないですか。所謂終身議員です。あー、これやめて欲しい。税金の超がつくほどの無駄遣い・・・。ちなみに現在の顔ぶれは、例えば前大統領のフランチェスコナポリターノ(ナポリタンじゃないですよ)、ベルルスコーニの尻拭いさせられた元首相の経済学者マリオ・モンティ(国内では不評でしたが、アメリカではスーパー・マリオと呼ばれていましたね)、そしてあの!関空設計した建築家レンゾー・ピアノなどがおりまする。

ところで、ロックダウン後の第二フェーズに向けて、政府はコロナウィルス感染の動きを追跡することができるアプリを開発中。その名も”Immuni"(免疫を持つ)。もちろん義務ではなく、自発的にダウンロードして使用することができると言う物。なので、アプリを使っている人が陽性になったら過去の行動が全部記録されて前日に接触した人とかの追跡ができると言う物なんですね。ちょっと全てを管理されてしまうことには抵抗はあるけれども・・・うーん、確かに。コロナウィルスと共生しなければならない第二フェーズには必要なのかもしれないですね。

今朝イタリア人の友人からこれはなんて書いてあるんだ?と達筆な文字が書いてある掛け軸の写真を送ってきた。よ、読めない・・・。これは読めないよ、と言うと日本語だから読めるはずだ!いや、日本語だけど私にはアラブ語にしか見えない!と早速FBの友達たちに聞いてみると、書家の友人が答えてくれた。

騰騰任天真。

「天真に任す」とは、すべてのこだわりを捨て、流れる水のように、空の雲のように、ただ自然の道理に身を任せようと言うことだそう。

なんて素敵な言葉。これは今日私に下った天からの言葉なんだなあとつくづく思った。

断捨離は続いています。今日はごそっと溜まりに溜まったぬいぐるみ(私のじゃありませんよ、娘のです)を捨てまくりましたー。気分爽快。

今週末は最後の難関、ワードローブの整理。着なくても捨てられない服が山盛り・・・。なんと!何十年も前の大学の頃の服まであるんです。私の大学時代、バブリーで買い捲ったサイボーグ級超肩パッド入りのブランド物の高級なボディコン服が捨てられないのです・・・。どうしようかなあ・・。

中にはもちろんもう入らない服も。

今日もバルコニーにしか出ていません。骨が弱るので日光浴はしないとね。

昨年の今頃何していたかな?と思い出してみると、フィレンツエで素敵な写真撮っていました。あの美しいドゥオモ・ビューの素敵なテラスでぼっち昼飲み写真アップしておきます。

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ドゥオモ・ビュー フィレンツエ

ブルネッレスキって天才^^