jasminicのイタリアコロナ日記

ミラノ在住31年目に突入。突然の失業、隔離生活

格安航空券は消滅する?

毎日少しずつポジティヴなニュースが届く!そう信じて目を覚ますのだけれども・・・。

とりあえず明日から第二フェーズが始まり、お散歩が許され、少しずつ元の日常に近づいてはいけるのだけれども。(擬似日常ではあるが)

残念ながら旅行業はどうなるんだろう???

「飛行機に乗客の間に空席を作るくらいだったら、飛行機は飛ばさない方がマシ」

と、ヨーロッパ最大LCCライアンエアーのCEOであるマイケル・オレアリーが言ったそうだ。

この状況下(90パーセント減)でも、ヨーロッパではとりあえず、今も一応飛行機は飛んでいる。ビジネス関係で移動を余儀なくされる人たちはいる。

しかし、今後、乗客が最低50パーセント減となって飛ぶとしたら、航空券の料金はどうなるんだろう?

例えばミラノーロンドン間は500ユーロをくだらないだろうと言われているし、とどのようは、私が生まれて初めて日本からヨーロッパに行った、LCCが存在しなかった80年代の料金に戻る、と言うわけである。

つまり、格安航空券は消滅と言うわけか。

80年代。ただし、海外旅行は40万円からと言うのが普通だった。だから一部の裕福な人たちだけに許された娯楽だった。

私が生まれて初めて海外に行ったのは86年だったか、87年だったか。ソビエト連邦時代に、アエロフロートでモスクワ乗換でロンドンに行った。

モスクワ上空を飛べるのはアエロフロートだけで、他の飛行機は南周りかアラスカ経由だったので、アエロフロートが最短の時間で行くことができたのと、とにかく安かったから。

今でも覚えているの16万8000円。今となっては全然安くないんだが、当時はこれが一番安かった!!

Googleマップも無い時代。本屋でAtoZと言うロンドンの地図本買って、ヒースローからロンドン市内までバスで行って、でかいスーツケース持って、ちゃんと地下鉄乗りこなし、下宿屋さんまでたどり着いた初海外。(ちなみに今考えると若い頃の私は凄かった!と賞賛する!)

二ヶ月間のロンドン滞在。(大学の夏休み、語学学校行ってたので、短期入学?)

その上、”格安チケット”と言うわけじゃなかったので、帰りにパリに3泊したいと思って、ロンドンのアエロフロートに行って、これ、ロンドンー成田じゃなくてパリー成田に変えてもらえますか?とお願いしたら無料でその場ですぐに変更してくれた。

一瞬懐かしい時代に思いをはせてしまったけれども、あの時代に戻るとしたら、海外旅行者が戻ってきたとしても、今までのボリュームは期待できなくなり、仕事の量も半減では済まないだろうなあと。

皆が気軽に海外旅行を楽しめる素敵な時代の終わり。海外旅行氷河期。

私も毎年優雅に日本でバカンスを楽しむ、なんて生活はできなくなる。

コロナ前とコロナ後では世界が全く変わってしまうんだ。

そんなネガティヴな思いに捕らわれてしまって、逃げられない。

ついでに案とかしてるは、この写真のように乗客とか乗客の月間にスープレクシィブログラスで区切のり、真ん中の席だけ逆方向に向けると言うのもあり

ちょっと面白いけど、可能なのかしら????

ロンバルディア州は中国政府に200億ユーロの損害賠償を求めると言っているけど、中国が払ってくれるのか???

明日目を覚ましたら、コロナウィルスは跡形もなく地球上から去ってしまっていました、と言う奇跡、起こらないかしら???

明日は、散歩でも行ってみようかな。しかし、家に居ても花粉アタックでくしゃみが止まらなくなったりするのに、外に出て公園なんて行くの、怖い。

コロナコロナってまるで憑依されたようにコロナのことばかり考えてノイローゼ一歩手前。ちょっとコロナデトックスできる方法無いかなー。

毎晩楽しみにしている日本のドラマも途中でストップしてしまうし。私のささやかな楽しみさえも奪われてしまった。

去年の今日は午前中はアグリジェント、午後はタオルミーナに居て、最終便でミラノに戻ってきました。疲れたけど、楽しかったなあ。

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有名な神殿の谷のコンコルディア神殿。この古さでこの保存状態は凄い。

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タオルミーナギリシャ劇場。

この日は天気がイマイチだったのですが、それでもこの素敵な光景に皆さん感動していらっしゃいました。

ついでに洗濯物の下に居るのが大好きなぴぷです。

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ポジに生きたい!