ミラノでアペリティーヴォ
「オレは全ての人のために集中治療をするが、あほにはやらん!」
とミラノサンカルロ病院の麻酔科の医者がフェイスブックでつぶやいた。
週末の例のミラノでのナイトライフを楽しむ人でいっぱい(つまり密)の報道(と言うかSNSで皆写真アップしてた)に、当然医療関係者なら皆むかつきますよね・・・。
ミラノ市長は、飲み物のテイクアウトは19時まで、と言う条例を出した。
もともとお祭り&外出&集まり好きのイタリア人たちがなーんにも無い毎日を耐え忍んできたわけで、解禁となるとやっぱり弾けてしまう気持ちもわかりますよね。
これじゃあまた逆戻りになってしまうのでは?と言う声もありますが、なぜだか数字は着々と減少してる。
昨日の一日の新感染者はなんと300人!
まあそれでも日本から見ると、そんなに?!かもしれませんが、毎日5000人を超える感染者が出ていたことを考えると、今は本当に少なく感じます。
300人のうち、148人がロンバルディア州であり、あとの48人がピエモンテなので、この二つの州以外で総計100人くらいとほとんど収まったかのようでもあります。
やっぱり紫外線の勝利かしら???
昨日はイベントに心が躍ったけど、今日は本当に一日何もしなかった。
運動と食事だけ。
この生産性の無い生活には精神的にもずどーん・・・。
それでも晩は、友人がオンライン飲み会に誘ってくれたので、楽しみができた。
でも、何もせず飲み会だけの一日ってのにもダブルでずどーん・・・。
私だって本当は外でアペリティーヴォ(食前酒)したい!!!
20年くらい前にミラノで生まれ、生き続ける文化、
Happy HourとかAperitivoと呼ばれている。
つまりは仕事帰り、夕食前の一杯と言うわけである。
それもつまり、日の長い夏の文化ですねっ。仕事終わっても明るいし、真っ直ぐ家に帰って閉じこもるなんて勿体無い!オープンテラスで一杯やろう!
大抵のBarでは18時くらいからHappy Hourタイムなるものが始まり、お店によっては、10ユーロでドリンク一杯にビュッフェのおつまみ食べ放題。
世界で一番少食な日本人だと、このビュッフェつまみだけで食事になっちゃう。
まあ、ここまで豪華なビュッフェ出すところは少ないんですが・・・。
お店によっては、ビュッフェじゃなくお洒落に盛り付けたつまみをサービスするところもあり。
大体、今、ビュッフェ禁止~~~
ちなみにミラノでアペリティーヴォと言うと、運河沿いとかがお勧め。
このしんみりした写真しか無かった~
夏の夜はは人、人、人です!
ちなみにこちら↓はガリバルディ地区
これこそ、アペリティヴォ中のエンジョイ族たち。
私はカクテル飲まないので、通常こちら↑の泡です。プロセッコ。
たまに飲むカクテルはスプリッツ↑。こちらアペロル版。
イタリアに行ったら、皆オレンジの飲み物飲んでたー、私も飲みたい^^と思ったら、”スプリッツ”ですからね~
プロセッコ+炭酸水+アペロルです。
しかし現実は・・・
家で一人缶ビール。
もう、このおじさんと二人で飲んでる気分です。
まあ、おじさんも美味しそうに飲んでますけどね。