コロナウィルスの温床と呼ばれて・・・
仕事が忙しく、放置状態だったブロガーから引っ越してきました!
2月の末からコロナ失業してしまった悲しいミラノの観光ガイドです。ひと月ほど前、誰が今のこのイタリアの状況を想像できたでしょうか??どっさり入っていた仕事が毎日毎日キャンセルされていくと言う、どんな想像力を使ってもたどり着けなかったこの最悪の展開。
法令により、ロックダウンされてから10日ほど経ったでしょうか。法令も、徐々に厳しい項目が追加されていき、昨日からは、とうとう野外でのジョギングなども禁止。それまでは私も毎日散歩していた(なんたってもともと一日平均1万5千歩歩いていたので)のですが、さすがにこの仕事の無い状態で罰金はかなり痛いですから、スーパー行く以外は外出を控えることにしました。
とりあえず・・・・↓これ買いました。
↑このようなエアーウオーカーなるフィットネス器具を購入したので、これを朝晩30分やって運動不足を解消。(組み立てがすごーく大変だった・・・)
家に居ればいたで普段なかなかできないお片づけ、生理整頓などを集中してやるべきなのですが、なんだかそのような意欲も湧きません・・・・。
最初の頃は、ずーっとニュースを見ていたのですが、そうなると気持ちがどんどん落ち込むだけなので、ニュースは一日三回ほどに減らしました。
毎日18時には、イタリア国民保護局より、統計報告があるので、それだけはどうしても見てしまいます。一昨日の報告ではその日の死者はなんと793人と聞いて、涙が出てきました。感染症なので、遺族は、お別れをすることもできないままだそうなんです。医療関係者たちは、死に接することに慣れているとは言え、前代未聞の数の死を目の当たりにしてショックを受けているそうです。
昨日の死者は651人と、今日は601人と、もちろん未だすごい数値なのですが、それでも一昨日より二百人近く減少したことから、一昨日がピークでここからどんどん減少していく、と信じたいところです。
しかし、イタリア人の統計好き、改めてすごいなあと思いました。
毎日新たな感染者数、死者数、治癒者数の発表だけではなく、感染者の中でも、重篤、通常入院、自宅隔離者の比率、年齢の比率などを発表するのです。ちなみに死者の平均年齢はほぼ80歳です。イタリアもどんだけ老齢社会かと言うことがわかります。
しかし、先ほど、行きつけの歯医者さんと電話で話していて、歯科衛生士の子のいとこの57歳男性がコロナで市内の病院に入院し、一度も会えることなくなくなってしまって、遺体すら見ていないんだそうです・・・。
そうそう、今日は中国で、コロナウィルスは、11月にイタリアで発祥したウィルスであると言う意見が出ているらしいと言う記事を発見。そうね、こっちになすりつけるつもりなのね。やりかねないわね。
そんなことをされているにも関わらず、イタリアでは中国ありがとうとか、中国は偉大だとかニュースで言っているし、やっぱり中国の属国なのか???!!!ドMなのか???
街中はスーパーに行く人、犬の散歩している人以外は人を見かけなくなりました。
↑うちの近所の、いつもは人で賑わう通り。
なんてことの無い普通の日常を振り返ってみると、まるで貴重な宝石のようにまぶしく輝いている。
↑こちらはダヴィンチの最後の晩餐があるサンタマリアデッレグラツイエ教会。
ここも人っ子一人居ない。でも、空は相変わらずイタリアらしいまぶしいほどの青い空。
マグノーリア。いつもと変わらず美しく咲いている。
桜も綺麗です。
イタリアはいつもと変わらず美しいです。