jasminicのイタリアコロナ日記

ミラノ在住31年目に突入。突然の失業、隔離生活

愛すべきイタリアとイタリア人たち

本日の恒例報告会にて、新たな死者が889人(ロンバルディア州だけで542人)で総計死者数はとうとう1万人を超えた。(1万23人)それでも、昨日と比べると下がっている。新たな感染者数は3651人。つまり昨日の4401人と比べるとかなり下がった!これまでの感染者数は9万2千472人。検査数は429.526人となった。

つまりは、これは、とうとうピークをゆっくりと過ぎていると言うことなのか??だとしたらやっと一筋の光。

あと、ユーヴェントスのサッカー選手の給料が下がるらしいです(下げても困らないでしょ!お給料どころかお金持ちはどんどん寄付してくださいね)。

英国では首相が陽性。フランスではなんと16歳と未成年の犠牲者が出たと言う悲劇的なニュースに皆衝撃を受けている。健康な女の子だったそうだ。親御さんの悲しみを考えると胸が痛過ぎる・・・。

なので、若者の致死率はゼロでは無いと言う事だ・・・。若者たちにもそれを知って欲しい。

イタリア政府は(貧乏政府にもかかわらず)、金銭問題で食料品を買うことができない人たちのために4億ユーロを投じると言う発表を出した。食べられない人のためにこの政策は嬉しい。私はまだ貯金が持つので、なんとか頑張っていこうと思う。私の美しい女友達(とある保険会社のマネージャーでキャリアウーマン)が、お金に困ったらいつでも言ってね、お金を貸してあげるから!との優しい言葉、遠慮なく、本当に言ってね、と言ってくれた。感謝の気持ちでいっぱい。もし貯金が尽きたら本当にお願いするかもと答えたけど、そんな日が来ないことを祈るだけ。(基本的に借金嫌いだし)それでも、やっぱりイタリア人の優しさは身にしみる。こんなこと言ってくれる人ってそうそう居ないでしょ!私は昔シングルマザー(あ、離婚したからなんです、そんでもって前夫もちゃんと養育費くれていました)で低収入のときに、子供を抱えて大変だった時期にもどんだけの人に助けてもらったか!!学校がお休みのときには娘のクラスメイトの家族たちがうちの子を一緒に別荘(ミラノ人は裕福なので別荘を持っている)に連れて行ってくれたり、なんてことは日常茶飯事。うちの子はたくさんの家族の一員になっていました。そんでもって自分の娘のように愛を持って接してくれました。せめて食費だけでも受け取って!と言っても、何言ってるの?娘ちゃんは私たちのお客さまなのよ!と言って一銭も受け取ってくれなかった。そう言うイタリア人たちの優しさの中で私は一人でも低収入でもなんとか娘を育てていくことが出来たんです。今考えると、彼らの助けがなければ不可能だったと思います。

だからこそ、イタリアとイタリア人が大好き、そして感謝してると。日本人が想像もできないくらい愛で一杯の人たちです。

第二の祖国、と言うか、今となっては第一の祖国。愛すべきイタリアとイタリア人。必ずこの危機を乗り越えることができますように・・・。

どうか、皆様、愛すべきこの国のために祈ってください。