jasminicのイタリアコロナ日記

ミラノ在住31年目に突入。突然の失業、隔離生活

封鎖から3週間過ぎたミラノより

昨日のちょっぴり希望を持てるニュースのおかげで深酒もせず寝付けたおかげか、はたまた夏時間に変わって体内時計が狂ったせいなのか、今朝はなんと!!!久しぶりに7時なんて早起きをしてしまった(仕事をしているときは6時半には起きていたんですが)私なので、午前中を有効活用し一日が長くなったような気がします。

少しずつ(時間はたっぷりあるので)断捨離をして行こうと、古い銀行の書類などを整理していたら、来年の9月末に解約できる保険の積み立て積み立てがあるのを確認(すぐ忘れちゃうからね)。もうちょっとの辛抱です。(たいした金額じゃないけど助かります)他に忘れ去ってる保険や債券とか無いかな?と夢中になって調べてみると、うーん、これってもしかして放置してある?!と言うのが(20,000ユーロの額)見つかって、一挙に興奮してになって調べてみたら、結局2008年に解約していたのが発覚。興奮したのはつかの間で、その上この作業のせいでせっかくの午前中が終わってしまった。まあ、紙ごみどっさり捨てるのもプチ断捨離???

ハリーポッターみたく魔法の杖が使えて一気に要らないものを消すことができたら一瞬ですっきりできるんですがね・・・。

イタリアでは銀行や税金関係の書類とかとにかくそういうものは、10年間は保管して置かないといけない。忘れた頃に罰金はやってくる・・・。そうだ!コロナ爆発の直前に、歳入庁から恐怖の封書が届いたのです!歳入庁からの封書は罰金とかそういう悪い知らせでしかないので、ここから封書が届くと、どきっとして、封書を開ける手もぶるぶる震えてくる・・・。えーん、いくらだよー?2016年の確定申告に所得の申告漏れがありますよ、と言う内容だったのだ!!!それも申告漏れの額だけ書いてあるだけで、詳細は歳入庁のサイトから自分のページに入ってみろとのことで、それに必要なSPID番号持ってないので入れない。えーっと思って、急いで税理士にメールで送ったけれども、もうコロナで事務所が閉まる前日に「あれ、何だったのですかー?」と聞いたら、税理士に怒鳴られた。「おまえ、何言ってるんだ?!この状況をわかってるのか?こんなの90日間の猶予があるんだからこっちからの連絡を待て!」はーい、ごめんなさーい。と言ってから、もう随分経ったがどうなったんだろう?こんなコロナ緊急事態の中罰金送ってくる歳入庁こそ空気読め!と言いたい。

今年は税金も罰金も免除!てなことになって欲しいなあ・・・。確定申告もどうなるのか?全く何も明確なところはわからない。

今日は去年ご一緒したツアーのお客さま方がラインで私を元気付けてくれるビデオメッセージをくれて、すごーく幸せな気分になった。思ってくれる人が居る、応援してくれる人が居る私はなんて幸せ者なんだろう!ほんと、ネットがあって良かった。一人だけど、一人じゃないように感じる。たくさんの人々と繋がってると実感できる。

ピークを過ぎたのではないかと言う明るいニュースの中、老人ホームでの感染が深刻になってきている。特に隣町のベルガモにはロシアからも特殊部隊がやってきて、イタリアの軍隊と共に老人ホームの消毒作業をしてくれているらしい。団結、連帯感と言う言葉がニュースで飛び交う。こんなときこそ、皆で乗り越えないと。先日、ドイツに運ばれて治療されるコロナ患者が47人と書きましたが、今では総計82人、そのうち半分はコロナ以外の患者なんだそうです。つまりコロナ感染者でいっぱいの病院ではそれ以外の病気の人の治療も不可能になっているんです・・・。また、アルバニアからは30人の医療チームが到着。

日本では感染者を殆ど犯罪者のように扱う傾向があるような記事を読んだ。海外からの帰国者も同じような扱いがされるらしい。こんな世界中で緊急事態になっているときにそんなことしてる場合じゃない。感染症は誰が誰にうつしたから誰が悪いと言う問題では無く、皆で一つになって戦わないと終息しないものなのに。

首相夫人は桜をバックにグループ写真を撮ってFBに投稿してるし。この昭恵夫人はもうあっぱれなくらい宇宙人。もうこの人はこれでしょうがないと、なんだか怒りも覚えないですね。前代未聞の数の死者が続出の世界的危機の中、医療関係者が命がけで働いている中、仕事ができないので稼ぎも無く、食料品を買うお金も無く困っている人たちが続出している中、桜をバックにグループ写真???このブレない姿勢には全面的に降参ですね・・・ある意味羨ましいくらい。

なんと!この緊急事態に犯罪率が減少!性犯罪は69パーセント減少。盗難は67.4パーセント(外出しないからね)、空き巣は72.5パーセント(皆家に居るからね)減少。犯罪全体で昨年に比べると75パーセント減少してるそうです。平和だからこそ犯罪もできるんですかね。

去年の9月までイタリア共和国副首相だったレガ党のマッテオ・サルヴィーニが上院議会で、ウィルスを隠蔽しようとした中国を激しく批判。こんな状態になっても、偉大な中国、ありがとう中国、と中国にゴマする発言が多い中、勇気ある発言してくれてちょっぴり嬉しかった。アメリカでも個人や企業が中国政府を相手に集団訴訟する動きがあると言うことですね。こうなったら謝罪しなくてもいいけど、賠償金たくさん払ってほしい。Xi Jinpingさんには責任とってもらいたいです。あと例のWHOのテドロスさん。

ロビー・ファッキネッティさんと言うベルガモ出身の歌手が作った ”Rinascero' Rinascerai"(私は再生する、君も再生する)と言う素敵な歌が皆を勇気付けてくれています。是非聞いてみてください。

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あとオマケなのは、たった三日間で中断されてしまった没後500周年記念ラファエッロ展のオンライン見学。

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一刻も早く世界に平和が戻ってたくさんの人たちの笑顔が見れるようになりますように!