jasminicのイタリアコロナ日記

ミラノ在住31年目に突入。突然の失業、隔離生活

第二次大戦以来のイタリアの危機

今日は日本から何人か心配して、ライン電話を頂きまして、大変嬉しかったです。

一人暮らしだと声も出さない日も残念ながらあります。そんな時はもちろん誰かに電話しますが・・・。普段は話し相手は愛猫のぴぷ^^

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ぴぷ

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ぴぷのあくび

彼女の予想を裏切る行動にはいつも笑わされ、癒されています^^

ついつい夜は飲み過ぎてしまい、朝はベッドでゴロゴロ。昨日はスーパーに行ったので、今日は行けないかなと家にこもっています。(罰金怖いし)

例のフィットネス器具には助かっています。朝晩30分、汗をかいて爽快^^ちょっと頭もすっきり。

外出禁止令は、Io resto a casa (私は家に居る)のスローガンで宣伝されていますが、なかなか守らないイタリア人が居るらしく、罰金は3000ユーロにも跳ね上げると政府からの脅しが。(それはいくらなんでもやり過ぎじゃないかと)昨日だけでも1万人の違反者が出たそうで。3月11日からの総計は10万7千人もの違反者が出ているそうで。ドローンまで使って監視するんだとか。

あっでもロンバルディア州では集会をする違反者の罰金は最高5000ユーロとなっているしね。

法令は7月31日まで(!!!)延長される可能性もあるとのことでこれには私たち皆に死ねと言っているようなものだなあ・・・・。

私たちは自由を奪われた!と政府を非難する記事を読んだけれども、自由どころか、命まで奪われそう。このままだとイタリアと言う国の経済が破綻する。

とりあえず助成金が私たちフリーランスにも3月は一人600ユーロ支払われると言うことになったけれど、まだ払われていないし、支払いを受けるためのプロセスもわからない。ほんとに出るのかしら?そして4月はどうなるの??と謎だらけ・・・。

昨年やっとこのアパートを買うことができて、晴れて家のオーナーとなることが出来た矢先にコロナショックに見舞われてしまった。ローンは最長18ヶ月まで休止することが出来るけれども、結局ローンの支払い期間が延びるだけなので、なるべく避けたい、と決断できず悶々としています。貯金が尽きるのが早いか、コロナが終息するのが早いか、いちかばちか賭けのようなものですね。

なんとも暗い私です。しかし、医療機関で働いている人たちの苦労を考えると、彼らこそが真の英雄だとつくづく思います。亡くなった医師の数もとうとう25名となりました。コロナでなのか、過労でなのか、そこのところはわかりません。

ちなみに今年のVinitalyヴェローナで行われるワインの見本市)は中止。来年の4月に行われることになりました。昨年はお客様方とこの素敵なイベントを訪れたのを思い出します。あまりの人の数にびっくりでした。

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Vinitaly 2019

こんな素敵な季節なのに、お出かけが出来ないなんて実に勿体無いですね。

空はこんなに青いのに・・・・

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近所のCitylife。スリータワーの最後の”カーブ”と呼ばれるビルの工事もストップ。いつになったら再開できるんでしょうね・・・。

ついでに今、今日の恒例の統計報告始まったのですが、残念なことに、ここ24時間の死者がまた743名へと跳ね上がってしまいました。まだまだピークの途中なのか、それともピークの真っ只中なのか、これからの状況を見てみないとわからないですね。一旦灯されたかに見えたかすかな希望の灯が消えていく感じです・・・。

Covid-19感染症管理局のロンバルディア州相談役、医師でもあるグイド・ベルトラーゾ氏も陽性となっています。