イタリア感染者ゼロ州別予報
このまま夏に突入していくのかな?と思っていたらなんだかまた突然寒くなったイタリアです。まだ4月ですものねっ。
テレビで、感染者がゼロになる州の予測なるものをやっていました。
4月21日 バジリカータ、ウンブリア
4月29日 サルデーニア
4月30日 シチリア
5月1日 カラブリア
5月7日 プーリア、アブルッツオ
5月9日 カンパーニア
5月12日 ラツイオ
5月21日 ヴェネトとピエモンテ
6月27日 マルケ
6月28日 ロンバルディア
モリーゼ州なんてもう感染者ゼロらしいです。やっぱり一番遅いのはコロナ発祥の地、ここロンバルディア州ですが、南ではマルケ州なんですね、なかなか減少が遅いのだそうです。
なんだかここでは新たなイタリア南北問題が生まれそうです。コロナ菌ふりまく北イタリア人は南に来るな~!と言う動きが・・・。南イタリアと北イタリアに国境ができたら???列車とかどうするんだ??世界的規模の危機状況にも、国内で既に連帯感無いですね・・。南イタリア人の気持ちはわからなくも無いですが・・・。
昨日の発表では、新たな感染者は3047人で総計17万8972人。とうとう3000人を切る勢いです。それでも毎日何千人の感染者って日本では考えられませんよね?新たな死者は433人で総計2万3660人。減ってきたとは言え、それでも一日何百人ですからね・・・。今までの数字からいくと少なく思えるのがすごいです・・。
第二フェーズに移行しても観光業は再開と言うわけにはいきません。観光大国のイタリアとしては大きな痛手。残念ながら国と国との行き来を最小限に抑えることが、ウィルスの再蔓延を防ぐ唯一の手段でしかない。今までびっちりヨーロッパの上空を飛んでいた飛行機は今ではまばら。空が綺麗になりつつありますね。海も空も。やっぱり地球がお前らいい加減にしろよ!と人類に向けて放ったウィルスなのかも・・・。
ガイド、と言うと、なんだか主婦や学生のバイト?と思われがちですが、ここ観光大国イタリアでは試験を受けてライセンスを取ってこそつける職業です。そういえば昔、お客様に良く「本業は何ですか?」と聞かれたが、これが本業です!と言うことで、主婦のバイトでは無いので、これで生活しています。そして今回、コロナのおかげで私たちフリーランスのガイドは全くの無収入が続くわけです。
中にはヴァーチャルツアーを企画するようなアヴァンギャルドなガイドさんもいるようです。新しい試みに挑戦する意欲は凄いですが、ヴァーチャルツアーと実際のツアーは全くの別物、というのが個人的な見解です。やっぱり旅行って体験じゃないですか?実際の目で見て、触れて、食べて。そこに行かないと体験できない感動がある。それから、やはりその時々のお客さの反応を見ながら臨機応変に仕事を進めて行くのが、私にとってガイド業の醍醐味なので、個人的にお客様と触れ合え無いガイディングなど不可能とさえ思う。ヴァーチャルツアーならユーチューバーの方が上手いかもしれませんね。
でも、待ってるだけで、何もできないままじゃあ前にも進めない。
断捨離も終わっちゃったのでまたすることが無くなるとがくっと落ち込みますね・・・。
ところで、日本では一人10万円の補償金が出ると言う事になったようですが、これからどういう手段で受け取るか決まってないみたいですね。私から言わせると遅過ぎ。6月に配布??今4月ですよ?この危機状況の中でありえない。ドイツでは48時間以内。なんでも遅いイタリアでも、4月1日にオンライン申請し、その二週間後の15日に口座に振り込みが確認されました。(それでも遅いと思ってたのに)
やっぱり日本には納税番号が無いからじゃないかな?と思ったのです。イタリアに在住している人は全ての人がこのCODICE FISCALEと言う納税番号なるものを持っています。新生児で既にこの納税番号を与えられます。ありとあらゆる手続きの際に必ずこの納税番号が必要となるのです。日本のマイナンバーはこれに近いものだなと言う印象がありますが、それだけでも日本では反対意見も多かったみたいですね。つまりはその分、日本って随分国民が自由な国であり、イタリア国民は政府の管理下にあると言うわけでしょうか?
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