やっぱり日本は奇跡の国?
一日の死者数が劇的に減少した!!と昨日はグッドニュースがあったけれども、それでも260人(総死者数6万4928人)。”劇的に減少”しても、イタリアの一日の死者数は、日本の一日の新たな感染者数の倍以上!!!
新たな感染者数は2324人。なかなか三桁にはならない。このままだと今日の発表では総感染者数が20万人を超える。(昨日までで19万7675人)
昨晩はコンティジョンと言う映画をU-nextで見たんだけれども、まあ、典型的な感染症の映画と言う印象だけど、今の状況下で見るとなんだか生々しい。なので、9年前のこの映画が大ブレイクしているそうだ。
世界での死者は20万人と、感染症ではペスト以来の危機、第二次大戦以来の経済危機なのに、日本ではパチンコ店に大行列って温度差があまりにも違い過ぎないか???
インタヴューに、感染したっていいと答える人がいたけど、他人に感染する危険があるのと、医療関係者たちに迷惑をかけると言うこと、考えられないんだろうか???
そうそう、忘れるところでしたが、ゴールデンウィークだったんですねっ!
沖縄には観光客がたくさん行っているそうで。海ですか、レジャーですか?羨ましい。
イタリアでは日本も封鎖政策ってニュースでは言われているが、こんな自由な封鎖政策ってありえないでしょ。それは封鎖とは呼べない。この国では、ヘリやドローンまで使って警察が取り締まりを行ってる。良くも悪くも、日本ってなんて自由な国なんだろうと改めて思う。政府は国民に何の強制もできない国。
イタリア人は平常だとかなり皆自分勝手な行動を取るけど、国家的危機の際には一致団結する国だ。日本とは真逆。
どこまでも不思議の国日本。
感染者数も死者数も劇的に少ないから実感がわかないんだろうなあ・・・。
それを考えると奇跡の国、日本、と言える。
今日はNHK BSスペシャル、そして街から人が消えた、と言うヴェネツイア特集をYoutubeで見た。カーニヴァルのオーガナイズに携わっているおっちゃんが、
「コロナウィルスのことなんか知らなかった、ニュースで聞いてはいたけど、地球の向こう側の国の話だと思っていた」
と言っていたのが印象的だった。そう。人間は身近に起こらない限り、それはどこかで、他の国のこと、としか思えないんだ。
イタリアでは、なぜ日本では感染者も死者も少ないのか?と言う記事には、最初から政府の対応が良かったとか(???何か対応していたっけ?)、医療制度が良いからだ(でもICUとか圧倒的に日本の方が少ないと聞いたけど・・・)、コロナが流行る前からもともとマスクする習慣があったから(まあ、これは唯一的を得ている)。と言うことで、BCG有効説は皆無。
コロナウィルスの感染の蔓延で唯一良かったことは、地球が綺麗になったことですね。スモッグが劇的に減少して地球がやっと息をすることができたようだ。地球は喜んでいるんだろうなあ。
まだまだ安心できないのが、北イタリアの、ピエモンテ、ロンバルディア、ヴェネト、エミリア・ロマーニャ州だ。
昨晩コンテ首相が第二フェーズの法令を出したが、ロンバルディア州知事もミラノ市長もまだまだ懐疑的である。
製造業はもう今日から工場は解禁。
とりあえず4日からは州内の移動は可。親戚にも会いに行けるし、(州内であれば)別荘に移動も可。レストランはテイクアウトが解禁。野外での一人でのスポーツ可。
18日より、プロスポーツの練習解禁、美術館、美術展、図書館再開。各店舗再開。
レストランとBarは結局6月1日よりとなった(今のところ)。
もうつぶれてるレストランも多々ありそう・・・。
とりあえず、6月からの就職できるところがあればなあと思っている。
動物園の檻の中の動物になったみたい。毎日魂吸い取られているような感覚。
することが無い、新しい発見が無い、前に進ままずにずっと立ち止まっている、そんな感覚。
昔、娘が焼けどのとき二度ほど2週間ずつ入院したときと同じ感覚だ。
特別することなく、毎日お医者さんの回診、食事しか無い日々が過ぎていくと、そんな生活に慣れてしまったある日、退院となったとき、外に出られるのに、不安で不安でしょうがなかったのを覚えている。
忙しく働く日々に戻るのには精神的リハビリが必要となりそうだが、懐の寂しさを考えると、そんなことも言ってられない。
行動あるのみ!!
しかしー、とりあえず、この感染状況を考えると、あとひと月は大人しくしていよう。せめて一日の新たな感染者数が3桁くらいに減少してから・・・。
やっぱり健康が一番大事、お金はその次で・・・
こちら↓はヴェネツイアの友人が送ってきてくれた写真・・・