ミラノでは40%の人が抗体を持っていると言う結果
今日はメーデー。
メーデーと言っても、日本ではメーデーは平日だけれども、組合の強いイタリアでは(イタリアだけじゃないけど)労働者の権利を考えるものすごく重要な日。
普段だとパレードなんかが行われるのですが、今回は、やはり至上初のパレード無しのメーデー。
この、コロナ時代、”史上初”のオンパレード(ネガティヴな意味のね)。
ミラノでの最初の抗体検査の結果ではなんと40パーセントの人たち(527人中221人)が抗体を持っていたことがわかったんだそうで、無症状で感染したことにも気づかなかった人が多く居ることがわかった。
と言うことはもしかして私も???
咳も鼻水も、軽い風邪の症状も一切無かったけど。
この抗体が、実際に1年とか2年とか保ってくれるといいのですが、そこもまだ未知。
昨日の発表では実際にかなり減少していて、新たな感染者数1872人で総感染者数20万5463人。未だに4桁だけど、一応これでもグッドニュース。
死者数も285人で総死者数27967人。
ちなみに、殆どが北イタリアに集中しているので、南の6州は昨日の死者数はゼロ、他の9つの州も一日の死者数は10人以下と言う数字。
こりゃあエミリアロマーニャ州(感染者が多いミラノを州都とするロンバルディア州の南)とトスカーナ州境に国境をしばらく設けるしかないかも?
とりあえず州越え禁止が解禁となるのは5月18日とされているが、北部5州はもうちょっと閉じ込めておいた方が良いのではないのだろうか・・・・。
GDPの20パーセント以上が観光業と言う、ヨーロッパ一の割合であるギリシャ(イタリアじゃなかったのねー、ちなみにイタリアは13パーセントだそうです^^)ではこの夏のコロナ対策について、”アンチ・コロナ・パスポート”案があるそうで・・・。
つまり、飛行機や船に乗る前に検査して陰性だった人だけ旅行が許される、と言う、まず実現不可能な案・・・・。
やっぱ、ワクチンしかないですね。12月には接種開始(の予定)と言っているし。
6月中には5000人の臨床実験が予定されています。
オックスフォード大学のJenner Instituteとイタリア、ポメツイアのIRBMが提携して開発してます。(もちろん前者がメインでしょうが)
ところで、高齢者養護施設の中でのクラスター感染が問題になって監査が入っているが、ミラノで一人の感染者も出していない養護施設がある。
責任者の判断で、感染が出回ったときに、外部接触を完全に遮断。州から、軽症になった患者の受け入れ要請も断り、(他の養護施設はこれを受け入れたせいで大変なクラスター感染が起こった)家族の面会も禁止。従業員も住み込みにした。もちろん最初は家族からの抗議もあったようだが、そのおかげで唯一、感染者ゼロの養護施設となった。
今日は一日ごろごろしてしまった・・・。
長い隔離生活、ごろごろの日が多くても別にいいか。
時間がなんとゆっくり流れていくことか・・・。
いつもは忙しくて、夜のワイン&ドラマタイムだけがリラックスの時間だったのに、今となっては24時間ずっとリラックスタイム。
いや、頭では一体いつまで貯金がもつか?の計算ばかりぐるぐると回っているからお金の計算だけで脳は疲れている。
考えてもなるようにしかないから、考えるのもやめて、とことん、普段できないことを楽しむべき?読書とか。
本が好きなので、読めないくらいの量をとりあえず買い捲り、読んでない本がごっそり家に眠っている。
昨年のメーデーは超VIPアテンドが終了して、夜の便でパレルモに飛んだ。
たった一年前のことなのに、まるで一昔前のことのよう。
食べたくなるような青さの海。ファヴィニャーナ島。
また行けますように。